2014年8月3日
その他
金光学園中学・高等学校の皆さん 量子線生体材料工学領域を見学
8月2日、岡山県金光学園中学・高等学校から生徒さん・先生方を含め34名の研究室見学の受け入れを西嶋研究室で行いました。今年は中学生を中心として高校2年生までの生徒さんが研究室を体験しました。 金光学園中学・高等学校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)・SGH(スーパーグローバルハイスクール)のアソシエイト校に指定されており、その一環としての宿泊研修です。
まず、”放射線の話~人体の放射線影響・汚染物の飲食・放射化など~”と題して、西嶋茂宏教授が放射線の人体影響について講演を行いました。続いて、博士前期課程学生による英語プレゼンテーションを行いました。そして4つのテーマ(①極低温も冷たくない?“液体窒素が床の上を走る!”、②磁場によるリサイクル“磁場でガラスや粘土が分けられる!”、③福島汚染土壌-除染はどうすれば良いか?“セシウムを分離するには?”、④皮膚の老化を科学する“若々しい肌とは?”)の実験を行い、理論を踏まえた体験実験をしてもらいました。最後に、「福島の放射性セシウムは除染すべきか?~Should we decontaminate radioactive cesium in Fukushima ?~」というテーマについて、留学生を交えて議論しました。最初は英語でしゃべることを躊躇していた生徒さんたちですが、最後には留学生とすっかり仲良くなり、腕相撲をしたり一緒に写真を撮ったり。福島の除染の問題を考えるとともに、英語でコミュニケーションを取ることの楽しさを体感できたようです。