Outline 学科・専攻案内

環エネからのメッセージ

21世紀の環境・エネルギー分野を切り拓く、
熱意ある学生を歓迎します。

地球温暖化や広域の大気汚染問題、世界中で起こっている様々な環境汚染や都市環境の問題など、環境問題は21世紀の人類が直面する大きな課題であり、工学的に解決すべきテーマは多岐にわたります。同様にエネルギー問題も、環境・資源・安全の厳しい制約の下で、今日解決を迫られている課題から将来に大きな可能性を秘めた技術に至る様々な観点から、問題解決に向けた研究開発を着実に進めていく必要があります。そして、環境問題とエネルギー問題の両者は今やその境界がはっきりしないほど様々な場面で密接に関わり合うとともに、社会的要請が時代によって大きく変化していくという宿命を持っています。

このように、多様かつ複雑な環境・エネルギーの問題を解決していくためには、どのような人材育成が必要なのでしょうか?

この問いに対して、本学科/専攻では、自然科学や社会についての深い理解のもと、環境・エネルギー問題の本質を見極める力と、各自の専門分野を確立することと併せて、その専門分野のみにこだわらず、問題解決のために必要とされる科学技術を柔軟に使いこなす力を養うことが必要と考え、独自の教育カリキュラムを提供するとともに、環境・エネルギーに関わる広範な分野にわたる先端的な研究を活発におこなっています。

21世紀の環境・エネルギー分野を切り拓く、産業界、学界、行政、社会のリーダーとなる可能性を秘めた、熱意ある学生を歓迎いたします。

環境・エネルギー工学の特徴

環境×エネルギー×資源

環境・エネルギー工学では、近い将来人類が直面するであろう最大の課題である「環境問題」と「エネルギー問題」に対して、体系的かつ総合的に対処し、課題の解決と持続可能な文明の発展に資することのできる優秀な人材の育成を目指しています。

環境・エネルギー・資源問題は、きわめて広範囲にわたる問題です。地球環境の持続性、自然環境保全、循環型社会形成、都市や地域の創造・保全、エネルギーの持続性などの幅広い講義群を用意しています。また、実験や演習にも重点を置き、問題発掘能力や問題解決を導く能力を養っています。これらを通じて、環境・エネルギー問題を幅広い視点から正確に位置づける見識と、使命感をもってその解決にあたることのできる技術者を社会に送り出します。

教育システムについて詳しくはこちら

環エネが求める人材

今世紀の人類が直面する最大の課題である環境及びエネルギー・資源問題は、きわめて広範囲の専門分野にまたがっていますので、その全貌を見通すだけの広い視野と、特定の分野での専門的技術の両方をあわせもった技術者だけが、問題を適切に解決できると考えます。このような観点から、以下の様な資質を持つ人材を求めています。

1
地球環境の持続性、自然環境保全、循環型社会形成、都市や地域の創造保全、新しいエネルギーシステムなど本専攻が対象とする各研究領域に深い関心を有している人
2
自らの専門分野を確立することと併せて、課題対処の方法を専門領域にとらわれず探求し、責任をもって解決に導いていくことのできる柔軟性と意欲を持った人
3
自ら考え行動できる能力、協働の能力を持ち、国内のみならず国際的な場面においてもリーダーシップを発揮しようとする姿勢を持った人
4
論理的かつ柔軟な思考力、豊かな感性、人間や自然界に対する探究心を持っている人