2016年6月11日（土）に立命館大学で開催された、平成28年度土木学会関西支部年次学術講演会において、環境設計情報学領域（矢吹研究室） 博士前期課程1年の山口麗華さんが「優秀発表賞 第Ⅵ部門」の表彰を受けました。受賞した論文タイトルは「Arduino基盤を用いた建設現場モニタリングシステムの提案」でした。

建設現場では、地球温暖化対策に向けて建設機械からの二酸化炭素排出量を削減することや、夏季を中心とした建設作業員の熱中症対策をとることが重要であります。それゆえ、現場監督者は常に、各機械の稼働状況や作業員の作業環境を監視する必要があります。

山口さんの研究では、リアルタイムで建設機械の稼働状況、運転席内の温熱環境の監視を目的とし、Arduino基盤、温湿度センサ、3軸加速度センサ、GPSモジュール、ZigBee通信モジュールを用いて、建設現場における無線センサネットワークを構築し、実際に使用できるデバイスを設計、システムを構築しました。