2025年7月3日
受賞・報道・出版
2025年度日本質量分析学会学生論文賞を受賞(量子ビーム応用工学領域 博士前期課程2年(発表時)廣谷陸さん)
環境エネルギー工学専攻 量子ビーム応用工学領域(間研究室)博士前期課程2年(発表時)の廣谷陸さんが、2025年度日本質量分析学会学生論文賞を受賞し、ANAインターコンチネンタル石垣リゾートで開催されたアジアオセアニア質量分析会議2025(AOMSC2025)の会場で2025年6月22日に表彰式が行われました。
生体組織内における様々な分子の空間分布を同時に可視化できる質量分析イメージングを、従来よりも大幅に簡略化された試料作製手順で行えるようにするために独自の手法を用いた装置を開発し、薬物の一つであるカフェインのイメージングを実現したことが評価されました。
廣谷さんは受賞について「この度は、このような名誉ある賞をいただき大変光栄に思います。研究を進める際や、論文を書く中でご指導していただいた先生方、編集をしていただいた学会の皆様に感謝申し上げます。」とコメントしています。
受賞論文:
Riku Hirotani, Yuto Miyoshi, Varun Sendilraj, Hisanao Hazama, “Atmospheric Pressure Mass Spectrometry Imaging Using Electrospray-Assisted Laser Desorption/Ionization with Gas Transportation through a Heated Tube and Minimal Sample Preparation,” Mass Spectrometry 13, A0167 (2024).
https://doi.org/10.5702/massspectrometry.A0167