2023年7月13日にホノルルのハワイコンベンションセンターで行われたCryogenic engineering conference & International Cryogenic Materials Conference(CEC/ICMC’23)にて、2021年の同会議で口頭発表ののち論文投稿を行った、量子線生体材料工学領域(佐藤研究室)のR3年度卒業生（発表時、博士前期課程２年）の國徳祐太さんが、Best Paper Awardを受賞し、賞状が授与されました。

論文タイトルは“Study on Irradiation Effect of Insulating Materials for Fusion Superconducting Magnet -Effect of low temperature irradiation-“です。この研究は、核融合炉用超電導磁石に使用される絶縁材料の放射線照射による絶縁性能の変化に関する研究であり、特に極低温下での放射線照射の影響について、現在建設が進められている核融合実験炉ITERの安定的な運転のための貴重な知見が得られました。

Y Kunitoku, Y Akiyama, Y Manabe, F Sato,. IOP Conference Series: Materials Science and Engineering. 2022. 1241. 1. 012004-012004

https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1757-899X/1241/1/012004

國徳さんはこの受賞について、「この受賞は先生方の多大なるサポートのもとで受賞することができました。僕一人の力では取れなかった、研究室の成果と思っております。このような形で研究室に貢献できて嬉しく思います。」とコメントしています。