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2014年6月20日
受賞・報道・出版

16th International Congress on Neutron Capture Therapy “Ralph Fairchild Award”受賞(量子反応工学領域 博士後期課程2年 真鍋正伸さん)

Ralph Fairchild Award2014年6月14日~19日にヘルシンキ(フィンランド)で開催された第16回中性子捕捉療法国際会議(16th International Congress on Neutron Capture Therapy)において、 量子反応工学領域の博士後期課程2年 真鍋正伸さんが”Basic property of array-type CdTe detector for BNCT-SPECT”という表題で口頭発表を行い、Ralph Fairchild Awardを受賞しました。

Ralph Fairchild Awardとは、中性子捕捉療法の先駆者として著名な人物として知られているDr. Ralph G. Fairchildの業績を記念し、優秀な若い研究者に贈られる賞です。真鍋さんは、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)において患者さんの治療効果をリアルタイムに調べるためのSPECT装置(BNCT-SPECT)に関する研究成果が高く評価され、今回の受賞に至りました。本会議では、世界各国から200名以上の医学、工学、化学、生物学などの最前線で活躍している研究者が一同に集まり、中性子捕捉療法についての研究発表・包括的な議論が行われたようです。

フィンランドは、ムーミンやオーロラなど日本には観光国として馴染みのある北欧の国のひとつですが、 世界的にBNCTの治療実績が高い国ため、このたび開催国として選ばれました。最後に余談ですが、真鍋さんによると、6月のフィンランドは想像するよりも寒く、外へ出歩くのが大変だったそうです。