2015年10月26日
受賞・報道・出版
第36回日本レーザー医学会総会 総会賞受賞(量子ビーム応用工学領域 本多典広 特任助教)
2015年10月24日~25日に栃木県宇都宮市の栃木県総合文化センターにて開催された「第36回日本レーザー医学会総会」において、量子ビーム応用工学領域の本多典広特任助教が総会賞を受賞しました。受賞発表は「ICGを用いた糖尿病黄斑浮腫の光治療に関する安全性のシミュレーションによる解析」です。
量子ビーム応用工学領域では、新規のレーザー治療における安全性や有効性を、治療対象組織内で生じる光化学作用や光熱作用に関する計算機シミュレーションによって評価しています。本発表では、糖尿病黄斑浮腫に対する、光に反応する色素と赤外線を用いた新規治療法について、計算機シミュレーションを用いた解析により、治療対象部位を選択的に治療できる条件を示しました。本研究成果から、上記治療法が患者に負担の少ない糖尿病黄斑浮腫の治療法となる可能性が示されました。
なお、授賞式は10月24日に同会場にて行われました。