JSTさくらサイエンスプログラムでバングラデシュ農科大学との交流を行いました(量子ビーム応用工学領域)
JSTさくらサイエンスプログラム科学技術体験コース(Aコース)にて「世界的な少子高齢化で重要性が高まっている最先端光医療の体験」というテーマでバングラデシュ農科大学の方々との交流を行いました。
2017~2018年度に量子ビーム応用工学領域で研究員として勤務されていたSharmin AKTER教授を含むバングラデシュ農科大学の学生と教員、計8名をお招きして、レーザーやLEDを用いた、がんの診断・治療技術、歯科診療技術、およびレーザーイオン化を用いた生体分子や薬剤分子の質量分析イメージング技術について、量子ビーム応用工学領域で研究開発を行っている最先端技術を体験していただきました。
日本は世界でも特に少子高齢化が進んでおり、今後、医療従事者の不足が深刻になることが予測されていますので、疾患の予防、早期発見、早期治療によって医療従事者の負担を軽減すると共に、大型で高コストな医療機器を最少限に減らしていくことが必須と考えられます。
日本以外でも世界的に少子高齢化が進んでいる中、バングラデシュではまだ少子高齢化の問題が顕在化していませんが、将来的にはバングラデシュでも少子高齢化が進むことが予想されていますので、今回の交流を通じてバングラデシュの学生や若手研究者にレーザーやLEDを用いた最先端光医療を体験していただき、疾患の予防、早期発見、早期治療の重要性を理解していただくことを目的としました。
今回の交流によって今後の国際共同研究が促進され、国際的な交流を通じてバングラデシュと日本、双方の学生のコミュニケーション能力の向上や学問的視野の拡大につながることを期待しています。

医療用レーザーを実際に操作して生体を模擬したサンプルに照射していただき、レーザーの種類による反応の違いを体験していただきました

う蝕(虫歯)の早期発見や治療効果の正確な把握のために開発された、光を用いて歯の硬さを測定する装置で、実際にウシ歯サンプルの硬さを測定していただきました

生体組織内の分子や薬剤分子のレーザーイオン化質量分析もサンプルの調製から測定まで体験していただきました