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朴弘烈さん(2022年度博士後期課程修了)の博士論文が日本都市計画学会の論文奨励賞を受賞しました

  • 2024.06.12
  • 受賞

朴弘烈さん(2022年度博士後期課程修了)の博士学位論文「歴史的環境保全の視点から見た韓国の伝統的集落における農村活性化事業の影響と住民組織の役割」が日本都市計画学会の2023年度論文奨励賞を受賞しました。
https://www.cpij.or.jp/com/prize/award/list.html

おめでとうございます。

以下、受賞理由です。

本論文は、韓国における文化財指定されていない伝統的マウルに導入される農村活性化事業が伝統的マウルに与えている影響を明らかにし、活性化と歴史的環境の保全が両立するための住民組織の望ましい関与のあり方を明らかにしようとしたものである。
各集落に導入された活性化事業の内容に基づく類型化を行った上で明確な評価視点に基づく分析・考察を行っており、学術的な意義を有している。
特に、歴史的環境保全について、ハード的な視点の分析にとどまらず、集落の住民や地権者等にかかわる課題を分析するなど、文化財等の指定がなされていないが保全すべき歴史的環境を有する地域の景観の保全・更新に向けた事業制度のあり方について具体的に提案されており、今後の都市計画の発展性も有している。
よって、本論文は、日本都市計画学会論文奨励賞に相応しいと判断した。

引用:https://www.cpij.or.jp/upload/file/2023.pdf